教育って何なのでしょう
児童館には、土地柄だとは思うのですが、とても子連れとは思えないような優雅な格好をしたママさんたちとブランドのベビー服を着た赤ちゃんが数組グループになっていました。ジーパン姿の私は完全に浮いていまして、「うわ。場違いなところに着てしまった。」とまず感じました。ハイハイの出来る8か月くらいの赤ちゃんたちが多かったのですが、子供を遊ばせているというよりも、子供は放置でママさんたちの立ち話の場となっていました。私は何だかなあと思いながらも、子供をおもちゃで遊ばせていたのですが、セレブママさんたちの話を聞くともなしに聞いてるとあそこの幼児教室はどうのこうのという話をしていました。私はますます場違いな感じがしてしまい、「このあたりのお母さんたちとは馴染めなさそうだな」などと思ったとき、そのグループのママさんのお子さんが高級車のマークの付いた車のカギで遊んでいたのですが、そのカギをコンセントの穴に差そうとしました。わたしはビックリしてしまい、とっさに「ダメ」と大声で叫んでしまったのですが、ママさんたちは何が起こったのか全く気付かずでした。その声に気をとられて動作が止まったため差し込まず未遂で済んでホッとしました。
この経験から私は思いました。お金をかけお教室に通わせ、良い学校に入学するために幼児教室の受験をし、というのも教育だと思うのですが、危険なことを教えてあげる事、子供と一緒に遊んであげる事、子供と目線を合わせてお話しする事、目を離さない事、こういうことが教育の根本なのではないかと思わずにはいられません。